労働環境によっては幾らでもストレスがかかってしまい、自分ではなかなか処理することができない、そういった状況となることも少なくありません。
ストレスを解消する、というのも一つの大きな方法となりますが、それ以外にもストレス自体に強い自分自身を作るというのも一つの有効な方法となるのではないでしょうか。

そこで、今回はそういった環境に強い自分を作るための方法について、ご紹介をしていきたいと思います。

ABC理論のことはご存知ですか?

アメリカの心理セラピストであるアルバート・エリスによって「ABC理論」よ呼ばれるものが提唱されています。
この理論では、発生している状況、状況を分析する思考、そして最後に結果として感情が誘発されるというメカニズムが提唱されています。

日々の生活の中で、ついつい目の前に起こる状況そのものに対して感情が先立ってしまうようなイメージをもってしまいがちですが、実はそうではなく、間に噛んでいる”思考”の状態によって、最後に出てくる感情の傾向が変わってくるとされています。

確かに、同じような状況が発生した際、人によってその反応はマチマチですよね。
憤る人もいれば、別になんていうこともない人もいます。
その差を明らかにしたのがこの理論だと言えるわけですね。

感情は出来事によって起こるのではなく、それぞれ個人の出来事に関する捉えかたによって生み出されると考えられる。

A:Activating event(出来事)
B:Belief(信念、固定観念)
C:Consequence(結果)

Aが出来事、Bが事実の認知の仕方、Cが結果的に起こる感情だとするとAの出来事がCの感情を引き起こすのではなく、Bの認知の仕方によってCで起こる感情が変わるということである。
同じ出来事でも人によって捉えかたが違い、その出来事をポジティブに考える人とネガティブに考える人がいることがいい例である。

引用:人間科学大辞典(http://kwww3.koshigaya.bunkyo.ac.jp/wiki/index.php/ABC理論)

思考は人生を変える

さて、先ほどの内容から”思考の状態”を変化させることで、状況から無駄に感情的にならず、合理的に考えることができるようになる可能性があることが分かったと思います。

例えば一つ失敗をしたとして、それを大きな失敗とひきずるか、それとも失敗を割り切るか、これだけでも最後にどう感じるかは全く違う結果となるでしょう。
これは単純に言えば心の持ちようだと、言い換えることができるかもしれません。
先ほどの理論では”思考”によって最終的な変化に影響を及ぼすとされていましたが、それは意識レベルで思考するのではなく、潜在意識レベルにおける”心の在り方”によって、変わるのではないかと考えられはしないでしょうか。

常日頃、よく”心のもちよう”と聞くことはあると思います。
正にその通りで、ポジティブな意識を保っていれば、ある程度の問題も楽観的に取り組むことができます

しかし、逆の意識が強ければ問題は全てが苦痛に満ちたものに見えるのではないでしょうか。
どうせ同じことに取り組むのなら、重たく感じるよりも軽く受け止め、スマートに処理をした方が結果としても楽になるのではないかと思います。